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| 岡山大学附属病院三朝分院分室 三朝温泉のまん中でラドン熱気浴療養 |
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大正の始めに石津利作先生が日本全国の温泉の放射能(ラドン濃度)を測定し、その当時東洋一のラドン濃度の温泉が三朝で発見され、大正五年に官報に載った。 昭和十四年、三朝温泉を病気の治療研究に用いる目的で、当時中国地方で唯一の国立医科大学の岡山医科大学に三朝温泉療養所が開設された。 現在の岡山大学医学部附属病院三朝分院の前身である。現在の岡山大学医学部附属病院三朝分院より二キロ程離れた三朝温泉街のまん中に薬師堂があり、その隣に岡山大学医学部附属病院三朝分院の分室がある。 石津利作博士によって測定され官報に特筆されたのはこの分室の源泉であった。 現在この分室には温泉を治療に利用するための施設として、ふたつの浴室とサウナのような熱気浴室がある。 この熱気浴室は、前の分院長の森永寛先生が、オーストリアの南西部に位置するBad Gastein(ガスタイン温泉)近傍、欧州アルプス直下にある古い金山の坑道を利用した温泉治療施設Thermalstollen(温熱坑道※)を見学され、帰国後三朝の分室につくられたもので、浴室内は温度32〜42℃、湿度66〜70%、空気中のラドン濃度は54.3pci/ l(2009Bq/m3)である。その結果患者は通常約三十分間この部屋に入って治療する。全身が暖められ、血液循環が良好になり、神経痛、リュウマチ患者など疼痛が緩和され、また喘息患者の痰の排泄が容易になるため今でもよく利用されている。 ※室温41℃、湿度99%ラドン3000pci/ l(111000Bq/m3) 御舩政明氏(元岡山大学助教授) |